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徒然日記

やっと…

ちょっと暖かくなってくると、なんだか外での作業も増えて、なかなかブログの更新もままなりません。
「趣味のお仕事」もちょっとこの時期忙しくって、ミシンの前に座ることも多くて…。

そういえば、今日花組全ツの公演場所が公式に載ってましたが、関東甲信越及び東北中心なんですね。
こっちから行くなら…梅田しかない…(涙)三重もありますがちょっと無理…。
チケット競争率高そうです。観られるでしょうかねぇ。

『舞姫』東京公演も評判は上々のようですね。
バウホールの公演、無理してでも見ておくんだった…。
「NOW ON STAGE」を見て、すみ花ちゃんの天然な所がかなりツボでした。
CSでの舞台の放送はいつなのでしょう。楽しみです。

『赤と黒』もはじまりましたね。
私も明日は梅田まで、1回きりの観劇に出かける予定です。

でもその前に…。
いまさらですが…『宙組』感想、ちょこっとだけ書いておこうと思います。
といっても、もう2週間近くたっちゃいましたしね~(苦笑)
しかも1回しか観られてないし…。

覚えている範囲で断片的な、しかも個人的見解の感想になると思いますがお許しを。

ネタバレもあります。未見の方はご注意下さいませ。



『黎明の風』~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦~
題名に『白洲次郎』とあるのですもの、ここはしっかり予習を…と、白洲次郎関連本を3冊も読みましたが…。
結果から言うと、あんまり白洲さんのことを詳しく知る必要はなかったような気がします。
要するに白洲次郎個人のひととなりを記したものよりも、戦前戦後の時代背景に言及した本を読むべきでした。
白洲次郎さんは歴史上の人とはいえ、つい最近までお元気だった方ですし、白州さんとかかわった方々もまだお元気でいらっしゃる方が多い。
なので私の読んだ本には、とても詳しく白洲さんの様子が記述してありました。
ゆえに、舞台上の轟さんと較べたときに私としてはちょっと…なのでした。

もちろん舞台上の轟さん演ずる『白洲次郎』はかっこよかったし、さすがと思うところも多々あったのですが、実際の写真で見た白洲さんや、知人の方々が語る白州さんから私がイメージしていた白洲さんとは少し違う気がして…。

石田先生なので、ややお色気に振りまき系(美脚のマッカーサー美人秘書)の方とかも登場しましたが、あまり本筋から外れるようなお遊びの場面はありませんでした。
ただ、1時間半くらいの芝居ですから、どうしても駆け足で描かれているなぁという印象はありましたが。
さて、タニちゃん(ご本人は“ゆうがさん”と呼んで欲しいらしいですが)ですが、生舞台で拝見するのは私は初めてだと思います。
月組在籍中の下級生の頃に1度くらいは観ているかもしれませんが覚えてませんし、ベルバラの時は宙にはいなかった…よね?
なので、歌が…とか、演技が…とか色々お噂はお聞きして実際のところどうなんだろうと少々不安ではありました。
でも、大和マッカーサーはなかなかかっこよかったですよ。
歌もそんなにひどいとは思えませんでしたし(ま、マッカーサーはあまり歌がないのですけどね)、白州さんと朝鮮半島の件でやりあうところなどはかなり迫力があって、客席も息を詰めて観ている感じがしました。
立ち姿が美しいのはもちろんですが、妻ジーン(美羽あさひさん)とのやり取りも愛情が感じられましたし、白洲さんや吉田首相とともに舞台上にいて、ちゃんと存在感が感じられました。

ウメちゃんの代役の和音美桜さん。バウや新人公演でも主役を経験されているだけあって、堂々としたものでした。
歌は前から定評があるだけに安心して聞いていられますし、白洲さんとのやり取りもテンポよく進んでいました。
その和音さんの代役で、吉田首相の娘和子役を演じた、スカイフェアリーズの藤咲えりさん。
結構、出番も多くてせりふもかなりあるのですが、こちらも無難にこなされていました。
(昨夜CSでやっていた「セカンドライフ」でも割と目立つ役をされてましたから、そんな経験も役に立ったのでしょうね)
欲をいえば、もしウメちゃんが白洲正子をやっていたら、もっとモダンな正子さんで、その正子さんと対比するように和子役の和音さんがいて、2人の違いがもっと際立っただろうなと思いました。

褒めてばっかりでもなんですので、多少苦言も…。
熊沢天皇のエピソードは、はっきり言って入れる必要があったのかどうか…。
戦後の混乱を表したかったのかも知れないが、あまり意味を感じられませんでした。
それと轟さんが歌う『群青』の曲にのせたダンスがありますが、ダンサーが長髪で茶髪なのになんとなく私は違和感が…。
ま、踊ってるのがタカラジェンヌですから、まさか丸刈りには出来ないでしょうし(笑)、ほかの役もあるので、そこの場面だけ黒髪というのも難しいのでしょうが、そこの場面だけが突然幻想的ダンス場面になるので、切々とお歌いになる轟さまの歌にもいまひとつ酔えませんでした。

歌といえば、戦前戦後のヒット曲「りんごの歌」「隣組」「蘇州夜曲」「銀座カンカン娘」(題名の間違いがあるかも)など、その時代の方々なら、懐かしい歌が次々と出てきます。

そして、吉田首相を演じられた汝鳥伶さん。
すごい!失礼ですが女性とは思えません(笑)しかも本物の吉田首相にそっくり。
最後のあたりで、サンフランシスコ講和条約の実写映像が出てきますが、その画面の中の吉田首相と較べても違和感なし。
やはり、ベテランの方の力は偉大だなあとつくづく思いました。



『Passion~愛の旅~』

宙組さんのショーを見るのはこれまた初めてですが、なんか豪華~!な感じがしました。
男役さんが皆さん背が高いからでしょうか?
ダンス場面が迫力がある。
そんな中に混じっても、あまり小さいと思わせない轟さんはさすがだとは思いましたが。

さて、ショーのほうのウメちゃんの代役に入った美羽あさひさん。
正直言って、存在感がいまひとつかな…。
このショーはウメちゃんの個性を引き出すような構成や振り付けにされていますから、仕方のないことだと思いますが、真ん中に立ったときにそこに目がいかない。
カルナバルの派手な衣装も、ウメちゃんが着ればさぞやと思いましたが…。
美羽さんはお芝居でのジーンは良かったので、彼女の持ち味とはちょっと違うようでお気の毒だと思いました。
もう一人の代役、砂漠の場面担当の凪七瑠海さん。
妖しい雰囲気ですが、ちょっと色気に欠けるかな。男役さんですものね。
でもとても顔が小さくてスタイルもいいので、被り物(インドのターバンのような)を付けててもバランスがよかったです。

芝居と違って、やはりショーではかなりお歌いになる大和さん(笑)。
多少微妙ではありましたが、椅子からずり落ちるような衝撃はありませんでしたよ(失礼)
やはり華があって、立っているだけでスターオーラを感じさせてくれます。
途中カルナバルの場面で、蛍光オレンジと黄緑と黒?だっけ、思いっきり眼も痛くなるような派手な衣装で、タニ、蘭とむ、みっちゃんが銀橋渡りをする場面は、見た目のど派手さと、客席降り(前方だけですが)もあって楽しい。
かなりの人数が出る総踊りの場面は、なんか他の組に較べて、舞台上の人口密度が高い気がするのは私だけ?
ショーに関しては、やはりウメちゃんの抜けた穴は大きく、なんか野郎ばかりのショーを見ている(笑)感じでした。

ま、芝居もショーも全編を通じて理事様の場面が多かったせいもあるでしょうが…。
でも、そのせいかタニちゃんは肩の力が抜けて楽しそうにやっているようにも感じましたがね。

やれやれ、『宙組』感想をとりあえずアップしたので肩の荷が下りました。
誰も気にしてないと思うのですが、自分的に忘れ物してるようで気持ち悪くてね(笑)

これで明日は心置きなく梅田へ行ってまいりま~す。
by hotei-fan-top | 2008-03-17 22:23 | 宝塚