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徒然日記

仮面の男

色々と巷で噂の「仮面の男」、本日観てまいりました。

あちらこちらから散々というか・・・色々と聞かされておりましたので008.gif
そんなものだと心の準備が出来ていたせいか、思ったよりは大丈夫(苦笑)でした。

でも、千秋楽近くの週末にしては、心なしか人が少ない気が…。
やっぱりリピーターが少ないのかなぁ。


でも「百聞は一見に如かず」
皆様もぜひ御自分の目でお確かめ下さい。


以下、あくまで私の私見の感想です。
今日初めて、しかも1回のみの観劇ですので、思い違い等あると思います。
ネタバレありですので、未見の方はそのおつもりで。




このお芝居、ポスターや映画のイメージで観ると、確かに期待を裏切られると思います。
本筋以外の、お遊び場面が多すぎる…。

でも私は幸いというか、映画は見ていませんし原作も良く知らない。
(ず~っと前に一路さんが演じたブルボンの封印だっけ?それは観ましたが)
それに、もう大劇場は千秋楽に近いので、ネット上とか知人からとか、
色々と問題場面があるぞ~という情報も入っていて、心の準備が出来ていたためか、
お遊び場面はとりあえず置いといて、本筋は許容範囲内でした(笑)

というか、本筋は全然悪くないし、真っ当なお話で、普通にやれば普通に面白いお芝居ですよね。
なのに、何故ゆえこんなに色々と脚色しちゃったのかな~という感じ。

舞台装置とか映像とか、目新しくて面白い試みもあるのですよ。
以前「メイちゃんの執事」を観た時にも思ったんですが、児玉先生の映像や装置の使い方は、
今までの宝塚には無かった新しさが感じられます。
今回も映像と実像が合体して、三銃士が馬に乗って駆ける場面とかは、
以前「ZORO」で使われた、録画してきた映像を映写するよりは面白いな~と思いました。

フィリップとルイーズの影絵の場面も、やや長いかな~とは思いましたが、
今までにはない試みで、悪くはなかった。

ただ、色々とやりたいことを詰め込み過ぎな気がするのと、
本筋とあまり関係ない脱線場面がやたら多い…。
そこが残念です。

幕開きは、これからどんな物語が始まるのだろうとわくわくするような始まりなので、
その次の場面、モリエール一座の「教えて!早分かり世界史」で、水戸黄門ご一行様に登場されると、
「???」となり、かの有名な「♪人生楽ありゃ苦もあるさ~」なんて歌われるとさらに「???」
このお話コメディなの?と思って観ていると、
今度はボウリングのピンの形の帽子?をかぶった淑女が登場。
ルイの夜のお相手をボウリングのピンに見立てて選ぶという…なんとも悪趣味というか…(-_-;)
まあルイの傍若無人ぶりを現わしたかったのでしょうが、
女性を物扱いされてるようであんまり良い気持ちはしません。

そして、かつての三銃士が登場!と思ったら、「努力しないで無銭飲食する方法」だって?!
いや、それってどこかで聞いた気がするのですけれど…著作権大丈夫なんでしょうか?(汗)
思いっきり「HOW TO SUCCEED」って歌っちゃってますけど。

無銭飲食で捕まりそうになった三銃士を、ダルタニアンが救うって…。
まあ、いいけどそんな設定にする必要あったんですかね。

そのあとの牢獄場面の大ナンバー。
ここってお笑い場面なの?でも囚人は鞭打たれてるし、挙句には首吊りの輪まで出てくるし…。
なんか、人の命にかかわる場面なのに、携帯電話とか、ダチョウ倶楽部ネタとかお笑い要素が仕込まれていて、笑っていいんだかどうだか……微妙…(ーー;)
最後は囚人と看守で羽根つきラインダンスって。
夫曰く、この場面はいらん…そうです(苦笑)

でも、このあとアトス(未涼亜希)の弟ラウル(彩凪翔)からのアトスへの手紙の場面とかはいいんですよ。
それに、仮面の男として幽閉されていたフィリップ(音月桂)の苦悩とか、
ちゃんと演じ分けていてルイとの違いがはっきりわかる。

ルイとフィリップが入れ替わる宴、プログラムによると「一大ページェント」だそうですが、
ここでもモリエール一座が登場。
人間ミラーボールとか、海の生物とか、まあショーなら許せるけれども、
芝居の中でこれは無いだろう的な部分もありどうなんだか…。

それでも、と気を取り直して観ていると、フィリップとルイーズが銀橋で影絵をするという場面が。
これは、フィリップが自分の生い立ちをルイーズに語るという場面ですが、
トップ二人を銀橋に出しておいて、二人で影絵って?と思いましたが、
なかなか可愛いいし、この場面があって二人の心が通じたと思えるので、まあこれはありかなと。

キムちゃんのルイとフィリップの演じ分けも素晴らしいし、
ルイーズのみみちゃんはドレスが良く似合って可愛いし、
ダルタニアンのちぎちゃんはカッコイイ。
三銃士の未涼さん、緒月さん、蓮城さんも個性的で素敵だし、
それぞれの衣裳も良くお似合いで、装置も面白い。

ただ、脱線場面が多すぎるのです。
もちろん、その場面の生徒さんたちは一生懸命演じていらして
その場を盛り上げようとされていますので、その場面をカット!というわけにはいかないけれど…。
本筋のお話が、それらの場面ゆえになんだかぶつ切れ状態で、何だかもやもやで~。

私は、色々と前知識を持って拝見しましたから大丈夫でしたが、
普通のグランドロマン風「仮面の男」を観るつもりで観劇すると、「何だこりゃ!」となるでしょうね。

試みとしては面白いと思いましたが、面白い試みのみが印象に残るって…
果たしてこれは宝塚の演目としてどうなんでしょうね?
いろんな意味で、今年の話題作には違いありません(苦笑)
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by hotei-fan-top | 2011-10-01 23:54 | 宝塚