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徒然日記

庭の花々と舞台に咲く華たち

庭の石楠花(しゃくなげ)が、咲きました。
つぼみの時は濃いピンクなんですが、咲くとうす~い色になってしまいます。

4月11日         ↓                     
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4月12日         ↓
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4月13日         ↓
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今日になると、もう白っぽくなってしまいました。
庭の花々と舞台に咲く華たち_e0115712_21503425.jpg


ピンクと白が入り混じってる頃が一番綺麗かな~。

さて、自分のお仕事もなかなかはかどっていない状態ですが…(汗)
『アンナ・カレーニナ』は本日千秋楽だったようで、今日感想を書かなかったら、たぶんもう書かないと思うので(笑)、石楠花写真アップにかこつけて、無理やり書いてみました。

1回しか見てませんし、もう1週間近く前で忘れかかってますが(苦笑)、とりあえず自分の記録として…。ネタバレもあるかもと思いますので、お読みになる方はそのおつもりで…。



今回の『アンナ・カレーニナ』はバウ・ワークショップ。
若手育成の公演ということですよね。なので、ちょっと点数甘めです。

私が若かりし頃も『バウホール』はすでにありました。
でも、考えてみると今までバウの公演は観たことがなかったかもしれない…。
もしかしたら、1回位は観てるかもしれませんが、記憶にありません(笑)
こじんまりといい劇場ですね。
今回の席は、一応一般発売初日に受付開始と同時に必死で電話して取ったので、
(雪組の全ツの発売日と重なってて、なかなか繋がりませんでした)
『は列ほぼセンター』のお席です。

このくらい前だと、舞台全体を見ると言うより、人物を見るほうが主体になっちゃいますね。

結論から言うと、『観にいってよかった!』と思いました。
若手の公演なので、みんな全力投球で肩に力が入っているし、観ているこちらもちょっとドキドキしながら観る。
でもね、これが心地いいんです。
若さゆえの情熱というか、こなれた洒脱な舞台もいいですが、蒼くてまだまだ未熟で、でも一生懸命で、若いっていいなぁ~と…。
何も考えず舞台だけに打ち込める情熱がちょっとうらやましい…。

主演の夢乃さんは、華やかさという点ではもう一つかなと思いましたが、タッパがあってスタイルがいいし、動きも綺麗。
苦悩する場面などでは、やや力が入りすぎかな~と思う箇所もありましたが、丁寧に一生懸命演じていらっしゃる様子には好感が持てました。

タイトルロール『アンナ』の蒼乃さん
岡山出身の方なので、どうしても贔屓目にみてしまいますが(苦笑)。
稽古場映像では、どちらかというと庶民的な風情だったので、人妻に見えるかしら~とやや不安に思っておりましたが…、化粧と衣装で化けますね~。
いえ、けなしているのではなくて、舞台上でちゃんと気品あふれる人妻に見えました!

そして、カレーニンの紅さん
私のブログを訪問してくださる方の中でも、もうはまっちゃってる方続出しておりますが…、006.gif今まで新人公演などでもあまり大きな役を経験されていないと言う実績からすれば、大健闘だと思いました。
特に、競馬場でアンナのことを思って歌う『こんなに近くにいたお前~060.gif
というフレーズ、せつなさあふれる歌声でよかったです!
『NOW ON』を見たら、バリバリの関西人しゃべりで(笑)、あの神秘的なお顔立ちとのギャップがまた素敵でした。
ただ、今回のメイクはもっと、あの切れ長の美しい眼を生かしたメイクにすればいいのに~と思いましたが。でも、これからが楽しみですね~。

ベッツィの音花さん
この公演では、ヴィロンスキーのお母さん万里柚美さんとか、アンヌシカの朝峰ひかりさんとか、ベテランの方が、しっかり脇を固めていらっしゃるという印象ですが、この音花さんも鍵を握る人物として、しっかり存在感がありました。
でも、実は夢乃さんと同期なんですね。
2幕最初の影ソロ(といいながら紗幕の後ろに登場してましたが)もよかったし、こういう方を大切に育てていただきたいものです。

そして、アンナとヴィロンスキーのカップルとは対極にある、コスチャキティ
壱城あずさくん水瀬千秋さん
壱城くんは、今回他のメンバーがかなり上背があるため、小柄に見えてでもそれがコスチャの感じとよくあっていました。
実は私この『壱城あずさくん』と、雪組の『蓮城まことくん』の区別が未だにつきません…。
どうも、雰囲気が似てるというか、並べて見ると違いはわかるんですが、映像や写真を見たときに、どうも混同してしまいます。
(この前、雪組の公演を見たときに、蓮城君をずっと壱城君だと思ってました…汗)
これって、私だけ?…でしょうね(笑)
そして、水瀬さんはまだ研2になったばかりですから、歌も芝居も経験から考えればよくやっていたと思います。壱城君ともお似合いでした。

そして、期待の星『真風涼帆くん
見た目はバッチリです。
背が高く、宝塚メイクの映える涼やかな風貌(たしかに水夏希さんにも似てますね)、まだ研3ですから、男役としての立ち居振る舞いはこれからでしょうが、これから精進して頑張って欲しいです。

その他、アンナの息子を演じた『大輝真琴くん
前から思ってましたが、笑顔が爽やかで可愛い!
まぁ、男役としてはそれはどうなんだ…ってことですが、なんか癒されました。
2幕の最初、モスクワの駅で大輝くん演じるセリョージャが、母親アンナの面影を求めてまわる場面はちょっと泣かされました。(どうも子どもが母を求める場面に弱いのです)

どの出演者も手を抜くことなく(当たり前ですが)、一生懸命役になりきろうとしていて、観ていて気持ちがよかった。
若手はこうして場を与えられることで、成長していけるのだと…、『宝塚』は確かに競争社会で厳しい面もあるけれども、やはり温かい所だな~と思いました。

トップとして活躍されている方の舞台はもちろん素敵で楽しめますが、これからの世代の方の成長過程の舞台を観るのはエネルギーをいただけるようで、嬉しかったです。
機会があれば、若手の公演も時々は観てもいいなと思いました。

で、どうでもいいんですが、気になったことが一つ。
真風くん演ずる『セルプホフスコイ』って名前、難しすぎません?
ヴィロンスキーは『アリョーシャ』、『アンナ』は普通だし、
壱城君のコンスタンチン・レーヴィンは『コスチャ』。
『キティ』なんて、ほんとはエカテリーナ・シェルツバツキーって名前ですよ。
みんな、愛称?呼びなのに、なぜか『セルプホフスコイ』だけはそのまんまなのでしょう?

真風君本人はこの名前を言うことはないのですが、他の方々がこの名前を口にするたびに、噛むんじゃないかととってもハラハラ致しました(笑)
これって、植田景子先生が生徒に与えた試練かしら~なんて…。
でも、私が観た回は誰も噛みませんでした。よくやった!えらい!と思わず心で拍手(笑)

今日が千秋楽だったので、明日のCSでは流れるかしら。
ちょっと楽しみです。
by hotei-fan-top | 2008-04-15 23:38 | 宝塚